プロポーズ大作戦 TOP > サプライズプロポーズのお役立ち情報 > ダイヤモンドについて ダイヤモンドのシェイプ・蛍光性とは
婚約指輪といえばダイヤモンド
婚約指輪といえばダイヤモンド。実際9割の方が婚約指輪はダイヤモンドと答えています。 永遠の愛をイメージさせるダイヤモンドは鉱石としての希少価値も高く、職人の技術によるカットの美しさ、また硬度からも指輪に適している石と言えます。このダイヤモンドの基礎知識についてご紹介致します。
ダイヤモンドのシェイプ(shape)とは
飾品としてのダイヤモンドには、いろいろな形状があります。このダイヤモンドの形状のことを、シェイプ(shape)といいます。ダイヤモンドのシェイプには、ラウンドブリリアント、プリンセス、エメラルド、マーキース、オーバル、ペア、ハートなどがあります。
シェイプの種類
ダイヤモンドの代表的なシェイプをいくつかご紹介致します。
【 ブリリアントカットのダイヤモンドのシェイプ 】
ブリリアントカットが施されたダイヤモンドの特徴は、すべての稜線がガードル(外周)を横切る面の取り方をしていることです。これによって、輝きが外に向かって放たれるので、大変美しくなります。
ラウンドブリリアントは、現在もっとも人気のある形状です。ダイヤモンドの反射・屈折率といった光学的特性を数学的に考慮して最も美しく輝く形を追及してたどり着いた、究極の形といっても過言ではありません。
上部から進入した光が全て内部で全反射して再び上部から放たれるため、ダイヤモンドの輝きが特に際立つ形となっています。ダイヤモンドの原石を半分も研磨しなければならない、ぜい沢な美しさです。
また、カットのだけでなく研磨や対象性においてもグレードの高いダイヤモンドは、アイディアル・ラウンド・ダイヤモンドと呼ばれています。
オーバルは、楕円形をしています。
ラウンドダイヤモンドに似た輝きを持っていて、スレンダーな形状に人気があります。
縦幅と横幅の比率が違えば表情も異なりますので、購入の際には自分の好みの比率のものを選ぶと良いしょう。
マーキースは、船形の外見をしたシェイプです。
カラット数を最大限に活かすことが出来るので、ダイヤモンドを一層大きく見せます。原石が細長い場合に使われやすいカットの方法です。ラウンド型のダイヤモンドなどと組み合わせると、スレンダーなシェイプがより映えます。
ペアは、西洋梨の形に似ていることからこの名前が付けられました。
ティアードロップ(涙の粒)とも呼ばれています。
愛らしい形から、ネックレスなどに好んで使われています。ダイヤモンド以外のカラースートンにもよく使われるカットの方法です。
ハートは、文字通りのハート型のシェイプです。
欧米では若い女性に人気があるダイヤモンドの形状です。
縦幅と横幅の比率が変わると、見た目も印象も大きく変わるカットの方法といえます。
【 ステップカットのダイヤモンドのシェイプ 】
ステップカットが施されたダイヤモンドは、すべての面がガードル(外周)と平行にステップ状(階段型)につけらています。透明度の高い石が適しており、氷のような透明感がある輝きが特徴です。
エメラルドは、その名の通りエメラルドの代表的なカットの形状です。
エメラルドカットを施されたダイヤモンドは、上品で落ち着いた雰囲気になるのが特徴です。
テーブル面が広く中が見えやすいので、透明度の高いダイヤモンドの魅力を引き出すことが出来ます。逆に、透明度の低いダイヤモンドやインクルージョン(内包物)が多いダイヤモンドは、それが目立ってしまうので適しません。
バゲットは、主にファッションリングの脇石に使われるダイヤモンドに多いカットの方法です。
0.18カラット以下の小さなダイヤモンドのことを指します。
ランス語で小粒石という意味です。
【 プリンセスカットのダイヤモンドのシェイプ 】
プリンセスカットを施したダイヤモンドは、四角い形ながらもステップカットよりも輝いて見えます。ブリリアントカットを変化させた、光を引き出す工夫がなされています。1970年以降に登場した、比較的新しいカットです。
プリンセスは、ラウンド(丸)のダイヤモンド意外ではもっとも人気がある形状です。
四角い形が特徴で、上品な光を放ちます。
プリンセスカットのダイヤモンドを購入する際のポイントは、色も大切ですが、正方形なのか長方形なのかを確かめることも重要です。上から見て、四角形の横幅と縦幅が美しく見える比率のものを選びましょう。
ダイヤモンドの蛍光性(Fluorescence)とは
天然のダイヤモンドに中には、可視光線以外の波長の短いX線や紫外線など、特殊な光源の下で蛍光を発するものがあります。ダイヤモンドの蛍光性とは、そのダイヤモンドが放つ蛍光の色調や強さのことを指します。
天然のダイヤモンドは、長い時間をかけて地下深くで炭素が集合して形成されます。そして、形成の途中で、気象や地域などさまざまな要因が重なり合い、窒素や水素などの様々な物質が混じり合います。この混じり合った物質が、ダイヤモンドの蛍光性に関わっているのです。
見た目は無色でも、ダイヤモンドはそれぞれに違った成分を含んでいるため、特殊な光源の下では1つ1つが違う色に見えます。青の蛍光は、ダイヤモンドに含まれる窒素による事が判明していますが、それ以外の色に関してはまだ判っていません。また、人工のダイヤモンドは強い蛍光性がないので、蛍光性は天然のダイヤモンドの証といえます。
蛍光性には4Cのようなランクの評価はありませんが、マスターストーン(基準石)との比較での蛍光の強さと色の程度の判定が、鑑定書に記載されていることがあります。